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カメラマン失格

どう頑張っても僕の負けでした。
何にかなわなかったかというと、駅前のアレにです。

 

証明写真

なかなかやるじゃないか

ある朝「免許証の更新なの。写真撮って」と妻に言われました。
そのたぐいの依頼は、ほぼ断ることが多いのですが、この日は頼み方が良かったのでしょうか。
なんとなく「いいよ」と言ってしまいました。

家に置いてあるカメラで撮ろうとして、壁の前に立ってもらうと、朝の直射日光が床に反射してちょっと危ない雰囲気になってしまいます。
カーテンを閉めてもだめでした。
家に、ストロボはありません。
ごめん、無理。と言うしかありませんでした。
当然のように「どうして?」と言うので、「今、反射した光が下から当たってるでしょう。そうすると、あなたの顔のこことそこが強調されて、怖い顔になるから」とカメラマンらしく技術的な解説をまじえて答えました。
嫌なことを言ったつもりはなかったのですが、気分を害してしまったようです。
その後のことは、略します。

と言うわけで、写真は、駅前のボックスで撮ったらしいのですが、驚きました。
綺麗(写真が)です。
スタジオでライティングしたみたいです。
目の下のクマもリタッチされていて目立たなくなっています。

800円で、しかも3分で仕上がる。
もし、僕が撮ってプリントしたら30分はかかるかなと思われます。
なかなかやるじゃないか。と思いました。

 

家庭内にカメラマンがいても、それほど役に立たないことを認めます。

もちろん、スタジオに来てくれれば、あいつには負けません。
お客様は、ご安心ください。

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