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春の散歩

日差しの暖かさと春の空気を感じながらの散歩は気持ちいいし、一気に咲いた桜の美しさは圧倒的です。

でも、写真を撮ってみると、なかなか上手く写らないと思いませんか。
正直に言うと、僕もいまだに目で見て感じたほど美しく撮ることが出来ません。

暗い背景の場所を選んだり、ぼかしたり、花に寄ってみたりします。
それなりに、綺麗に撮れたと思うことはありますが、感じた圧倒的な質感にはかないません。
本物の花には、ふくらみと質量を感じるのに、写真にすると写っていない。
輝いているところは明暗差が大きく、デジタル写真のグラデーションに収まらないことが原因の一つだと思いますが、それだけでは、説明ができません。
目に見えていない何かにこそ、宿る質感があるのでしょうか。

銀塩の4×5インチの白黒フィルムで撮ってバライタの紙(昔のゼラチンシルバープリント)に焼いて(プリントして)みたいと、ふと思いました。

一回ネガという違うものにして、質量がある紙に焼く。

今の仕事場には、暗室が無いので妄想なのですが、ただのノスタルジーでは無いかもしれないと思ったりします。


思っただけです。とりあえずビール。

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