直したつもりが壊しているかも(明るさ調整)

綺麗だったのに、写真に撮ったら暗く写ってしまった。
その逆も含めて、良くあることです。
「デジタルだから、簡単に直せる」と思いますよね。

でも、本当のことを言うと「直す=壊す」と言うことなのです。
前回は、保存するだけで劣化するJPEGの実験でしたが、今回は、補正すると劣化する写真です。

 

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明るさを補正しただけなのに劣化?

上の写真は適正な明るさで撮影した写真。

下の写真は、暗く写ってしまったものと、JPEGで保存した画像を後で補正したものです。

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一見、やっぱりデジタルは便利。

ちゃんと直ると思うかもしれません。
花弁から下の部分を200%まで拡大して見ます。

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どうでしょうか?
最初の写真は、撮影時に明るさを合わせたもの。

次の写真は、後で明るくしたものです。
トーンジャンプ(階調飛び)が起こり縞模様が出ているのがわかると思います。

 

現実の風景には、無限とも言えるグラデーションがあります。

 

しかし、デジタル写真(8bit の)は、JPEG,TIFF,PSD,などのデータ形式にかかわらず256の階調に省略して表現されています。

人間の目に256階調あれば、ぎりぎりなめらかなグラデーションに見えるだろうということです。

これは、画像内のピクセルの分布をグラフにしたもので、ヒストグラムと言います。

横軸の左側が256階調の0=黒、右側が255=白、縦軸がピクセル数です。
右のグラフは、スカスカの櫛の歯状になっています。
空いた部分には、ピクセルが存在しないと言うことです。

つまり、明るく補正したことによってもともとあった256階調が,100階調ぐらいになったということです。

 

これ、Photoshop に限らず、どんなアプリでも一緒です。
写真は、補正したら劣化します。


でも、補正できるのは、デジタルの大きな利点ですから、しないのはもったいない。

ちょっとした知識を身につけると、できるだけ劣化させずに写真を楽しめるようになります。
徐々に書いていきたいと思います。

 

これだけ守ってください。

知っている人には当たり前だけれど、デジタル写真の鉄則。
補正したデータをもう一度補正するのは避けたいから、

「元画像には手を加えない。補正するときはコピーした画像を調整して、別名で保存」

これだけ守れば、元の写真は、劣化しません。

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